歯や歯ぐきが痛い方へ
どんな痛みですか?
痛みは、むし歯・知覚過敏などの
症状が考えられます。
むし歯の場合
むし歯が原因の痛み
むし歯が原因で痛む場合は、(1)~(3)などの症状がでます。(1)の甘味痛だけの場合は軽度なC1のむし歯、(1)と(2)の、甘いものと冷たいものがしみる場合は中度のC2のむし歯、(3)の何もしなくても痛い状態は重度なC3のむし歯が考えられます。むし歯は放置していても、悪化するばかりで、治ることはありません。早めに歯医者にかかりましょう。
むし歯の原因
- 歯ブラシやフロスによるクリーニングが十分でないこと
- むし歯菌の栄養となる糖分の過剰摂取
- 何らかの原因で歯が弱いこと
- 歯医者の定期メンテナンスを受けていない
むし歯の治療
治療内容は、むし歯菌に侵されてしまった部分をけずり、詰め物やかぶせ物をする治療が基本となります。
当クリニックでは、歯を削る量をなるべく少なくする治療、神経をなるべくとらない治療をコンセプトとしています。歯の組織の再生を誘導する再生療法を行う場合もあります。
知覚過敏の場合
知覚過敏が原因の痛み
(1)(2)(3)の症状が出ていてむし歯がない場合は、知覚過敏が考えられます。知覚過敏とは、歯ぐきがさがり歯の象牙質が露出して、一時的にしみるなどの痛みを生じる状態です。
食べ物や飲み物で生じた痛みは、10秒程度で収まるのが特徴です。
知覚過敏の原因
- 歯周病
- 食いしばり
- 過度な力での歯ブラシ
知覚過敏の治療
知覚過敏の治療は、痛みの程度にもよりますが、歯周病が原因の場合は、歯周ポケットのクリーニングをしてまずは様子をみます。積極的に治療する場合は、露出した象牙質をレジンでおおったり、歯茎の移植手術を行い退縮した歯茎を復活させる事もあります。
歯周病は進行すると、外科的手術や抜歯が必要になるケースがありますので、早めの受診をおすすめします。
当クリニックでは、日本歯周病学会・認定医による治療が可能です。精密な治療で、ご自身の大切な歯をなるべく抜かないことをコンセプトに治療します。
親知らずの場合
(3)や(4)の痛みが奥歯にある場合は、親知らずの痛みかもしれません。親知らずは、斜めに生えて隣の歯に影響したり、歯ぐきの中で生えていたりする場合があります。周りの歯や歯ぐきに影響が出る前に、歯医者にかかりましょう。