バランスをとって治療することの重要性
この歯の写真を見てどこが作り物の歯かわかりますでしょうか?
正解は
上写真の3本の歯が作り物の歯、いわゆるセラミックの被せ物です。
では治療前の歯を見てみましょう
もともと矢印の場所は被せ物が入っていましたが、被せ物は劣化し
むし歯にもなっていました。
歯の大きさや形も左右で違っており、
さらに被せ物以外の前歯もむし歯になっており、
歯茎のラインも統一性がなく歯磨きをしにくい状態でした。
治療法は・・・・
被せ物治療の第一選択としてはセラミック治療が挙げられます。
セラミックは丈夫で美しい物で良い治療法です。
良い治療法ならムシ歯の歯を全部セラミックにすればよいと
考えるかもしれませんが、それは違います!
理由は・・・・・
・歯を一度削ってしまうと、元に戻りません。
・歯の神経をとってしまうと、元に戻りません。
削ったり抜いたりした部分は、人工物に置き換えますが、歯の寿命は減ります。
以上の理由により、セラミック治療だと削る部分が大きくなってしまうので、ムシ歯が広範囲でなければムシ歯の部分だけとって治療するダイレクトボンディング治療をオススメします。
まとめますと・・・
黒→もともと削ってある歯なのでセラミック治療へ
赤色→はムシ歯になっている所を選択的に除去して、ダイレクトボンディング治療へ
すると・・・
このように自然な歯になります。
なんでもセラミックにする事が審美や良い治療ではなく、バランスをとって
適材適所で治療する事が大切です。それが長持ちにつながります。
心斎橋E-Style歯科クリニック
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